みなさん、こんにちは。
今日も、前回に引き続き霊枢の『九鍼十二原篇』の事を書きます。
『黄帝問於岐伯曰.
余子萬民.養百姓.而收其租税.
余哀其不給.而屬有疾病.
余欲勿使被毒藥.無用砭石.欲以微鍼.通其經脉.調其血氣.營其逆順出入之會.令可傳於後世.
必明爲之法.令終而不滅.久而不絶.易用難忘.
爲之經紀.異其章.別其表裏.
爲之終始.令各有形.先立鍼經.願聞其情.』
赤字の部分を意訳します。
(微鍼を用いた治療の)方法を後世に伝え、(鍼治療の)道理を明らかにして、決して滅びて終わらずに、久しくして絶えずに、忘れにくく容易に用いれる様にしたい。
黄帝は自分だけでなく、後世に鍼の術を伝えたいと言ってます。
黄帝だけが微鍼を使えるのでは、後世に伝わらないです。その為に、鍼の法則性を明らかにしたい。
と、黄帝は言っていると私は思います。
鍼も医学です。
文:荒木かおり