冬至について

朔旦冬至 ブログ
朔旦冬至
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朔旦冬至

 

 

今日は、二十四節気の冬至(とうじ)です。

 

 

 

冬至とは、

二十四節気の1。

太陽の黄経が270度に達した時をいい、現行の太陽暦で12月22日頃。

北半球では太陽の南中高度が最も低く、昼間が最も短い。

11月中気。南至。

大辞林より

 

とあります。

 

北半球では、今日が1年で1番昼が短く、夜が長い日です。

 

そして、冬至は1年で1番影が伸びる日です。

 

ただし、この日を境に段々と昼が長く、夜が短くなっていきます。

 

そして、夏至(6月22日頃)に1年で最も昼が長く、夜が短くなります。

 

これは、陰陽の法則の中の1つ『相互転化』に当てはまります。

 

 

相互転化とは、

 

上記の様に、一定条件の条件下で陰が陽に、陽が陰になる事です。

 

 

寒極生熱、熱極生寒。

 

古い医学書である黄帝内経素問の『陰陽応象大論篇』に

寒極生熱、熱極生寒。(寒極まりて熱を生じ、熱極まりて寒を生ず。)

という記載があります。

 

色々な解釈の方法がありますが、

 

人が病気になった場合、

 

人が傷寒病(しょうかんびょう。寒気を伴う風邪です)に罹った際、初め悪寒が生じます。

 

その後、病が進行すると発熱をします。

 

それでも治癒せずに病が進行すると、最終的には冷たい骸(むくろ)になります。

 

 

四季の移り変わりの場合、

 

冬至の後は大寒であり、大寒の後は立春であり、春夏の熱を生じようとする時です。

 

また、夏至の後は大暑であり、大暑の後は立秋であり、秋冬の寒を生じようとしている時です。

 

と考える事が出来ます。

 

冬至は、まさに陰陽の転化の時期と考える事が出来ます。

 

 

朔旦冬至

 

今年は、19年に1度の朔旦冬至です。

 

朔旦冬至(さくたんとうじ)とは、陰暦11月1日が冬至にあたる日の事です。

 

陰暦の1日は、新月です。

 

つまり、

 

朔旦冬至を境に、日照時間は伸び始めて、また月も再び満ちていくため、

めでたい日とされ、古くはお祝いをされていました。

 

 

参考文献

基礎中医学 燎原

黄帝内経素問 東洋学術出版社

 

文:荒木かおり

 

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