小暑について

蓮 ブログ

 

 

 

こんにちは。風待堂鍼灸院の荒木かおりです。

7月7日は、二十四節気の小暑(しょうしょ)でした。

 

小暑について

 

7月7日頃

小暑とは、暑さがだんだんと強くなっていくという意味です。

またカレンダーなどには「温風至」と書かれており、中国では「おんぷういたる」日本では「あつかぜいたる」と言うように呼ばれています。

小暑は梅雨明けの時期です。この頃から暑中見舞いを出し始めます。

 

日本文化いろは辞典より

 

この時期は、蓮の花が開く頃です。

蓮の花に関して、北宋の時代の儒学者である『周敦頤(しゅうとんい)』が著した『愛蓮説(あいれんせつ)』の一部を紹介いたします。

 

予独愛蓮之出淤泥而不染、濯清漣而不妖、中通外直、不蔓不枝、香遠益清、亭亭浮植、可遠観而不可褻翫焉。

 

私は一人、蓮が汚泥から咲き出でてもその泥には染まらず、清らかなさざ波に洗われても艶かしくなく、(茎の)中は穴が通っていて外はまっすぐ、蔓も枝もなく、その香は遠くでますます清らかに、まっすぐに清らかに立って、遠くから眺めることはできても手に取ってもてあそぶことはできない様子を愛します。

 

 

蓮の花は、綺麗な澄み切った水では、大きな花を咲かせず。

泥水の中で、大きな綺麗な花を咲かせます。

 

周敦頤先生は、蓮の花の清らかな様を『君子の花』と例えています。

蓮の花を見る機会の時に、上記の一文を思い出してみると、また一段と蓮の花が綺麗に見れますよ。

 

 

文:荒木かおり

 

 

タイトルとURLをコピーしました