2015年5月 北辰会本部 エキスパートコースに参加して来ました

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先日(5月31日)は、鍼灸の定例会(勉強会)に参加してきました。

 

 

 

午前中は、実技でした。

 

この実技では、体表観察(ツボや舌や脈などの状態を確認すること)や問診から、患者さんの身体の状況を東洋医学的に判断をし、講師の先生が実際に刺さない鍼(古代鍼など)で治療をします。

 

そして、治療前と治療後の体表観察を比較する事によって、鍼の効果を実感し、かつ自分が治療をする時にどの様に治療を組み立てるのか?を学びます。

 

 

 

身体というのは、

刺さない鍼を1本、経穴(ツボ)にあてる。

 

もしくは、翳(かざ)すのみでも全身の状態がガラリと変わります。

 

 

 

今回は、ムチ打ちの人が1本の翳す鍼で、症状が取れたのを確認しました。

やっぱり、鍼は凄い!!

 

鍼のイメージは、緊張している筋肉にいっぱい刺して緩めると思われがちですが、鍼で『気』を動かす事が出来れば、刺さなくても治療の効果はしっかり出ます。

 

大事なのは、気を動かす事です。

 

 

 

午後からは、藤本蓮風代表による講演『我が半生の記憶』でした。

 

蓮風先生が、ご自身の人生と鍼についてお話をされました。

 

先生がお話をされると、会場の雰囲気が変わるのを実感します。

 

上手な会話や講演は、陰陽の交流が起きるのです。

 

話し手だけが暴走するのではなく、お互いの気の交流が生じる。

 

今回の講演を聴きながら、そのような事を考えていました。

 

 

 

 

最後は、神戸で開業されている原元氣先生の症例でした。

 

内容は、『うつ病』です。

 

欝病の患者さんを、初回の治療から効果を実感させ、廃薬も出来た症例でした。

 

治療の経過の中で、患者さんを取り巻く状況が変化する中、熱心にかつ冷静に治療をされていました。

 

 

 

今回も、充実した1日を過ごす事が出来ました。

 

 

5月の勉強会は終わったのですが、さっそく翌週も勉強会があります。

 

鍼の勉強に、終わりは無いのです。

 

 

文:荒木かおり

 

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