先日(7月5日)は、鍼灸の定例会(勉強会)に参加してきました。
午前中は、実技でした。
今回は、正講師の堀内齊醫龍(ほりうち・さいりゅう)先生の実技指導の見学と補助をさせて頂きました。
堀内先生が受講生に対して教えるのを、第三者という視点で学ばせて頂き、また新たな発見が多数見つかりました( ・`д・´)
以前『教えるということ』という記事に少し書きましたが、人に教えるという事が、自分自身の成長に必要なことだと実感しました。
情けは人の為ならず
自分自身に返ってくるのは、教える事に限った話ではありません。
誰かのためにした行動が、自分に返ってくるんだと思います。
そのことに多くの人が気づけると、しあわせになれる人はもっと多くなると思います。
やさしい手
午後からは、数名で実技強化クラスに参加してきました。
今回、私の身体を診てくれた(体表観察)のは、東京都板橋区成増、松田蓮絲堂(レンシドウ)の院長である松田孝之先生でした。
松田先生は、3年間藤本漢祥院で住み込みで修行をされた先生です。
藤本蓮風先生の治療を間近で学ばれた先生で、素晴らしい体表観察をしてくれました。
松田先生は、幼少期から武術をされていたそうです。
武術を習っていると、鍼灸治療に有利な点があります。
それは、身体の使い方(ツボの見かた等)が有利になることです。
体表観察をする時に伝統武術での身体の使い方を理解していると、ツボの反応が観やすくなったり、鍼を打つ前に症状が緩解することがあります。
松田先生の体表観察は、見かけは怖いけど(冗談です)、中身は優しい。
そんな優しさが伝わる体表観察でした。
文:荒木かおり