今日は、花粉症についてお話を致します。
厚生労働省のホームページに『花粉症特集』が掲載されるほど、お困りの方が多い疾患です。
参照:厚生労働省【花粉症特集】
西洋医学(厚生労働省)の見解は、上記のページを見ていただくとして、
東洋医学では花粉症をどの様に考えるのでしょうか?
東洋医学では、花粉症の人の体内のバランスがどうなっているか?を確認します。
どの様に確認をするかというと、
【花粉症と体質(体調)】
・寝不足の翌日は、花粉症が悪化する。
・食べ過ぎたり、体重が増えてから花粉症になった。
・便秘になってから、花粉症になった。
・運動をしなくなってから、花粉症になった。
・精神的ストレス(緊張)がかかる環境になってから、花粉症が悪化した。
・疲れていると、花粉症の症状がきつくなる。
上記の事で、1つでも思い当たることはないでしょうか?
また、花粉症になった頃から何か体調に変化はなかったでしょうか?
花粉の量が多い日・少ない日で症状が変わる事もありますが、自分の体調と花粉症の症状に関連性がないでしょうか?
みなさんも、少し思い出してみて下さい。
【花粉症の鍼灸治療】
当院では、花粉症の治療は下記の様なイメージで行います。
・睡眠不足(量&質)が原因の人には、きちんと寝れるように。
・胃腸が原因の人は、胃腸の調子を整えるように。
・精神的ストレス(緊張)が原因の人は、緊張が緩むように。
・疲れている人は、疲れがとれるように。
これを、東洋医学での見立てにより行います。
鼻水が出るから、鼻に鍼を打つわけではないです。
そのため、肩こりの治療で来院されても、肩こりが楽になりつつ、花粉症の症状も例年より楽になる事があります。
文:荒木かおり