最近の気候は、寒暖差が大きいですね。
日によって暑かったり、寒かったり。
また、1日の中でも、最高気温と最低気温の差が大きいですね。
大きな気温差によるストレスは、身体に大きな負担をかけます。
日中の暑さに合わせた服装等をすると、朝晩の寒さが原因で様々な症状が生じます。
少し例を挙げますと、『寝違いや肩こり』といった症状です。
葛根湯
よく風邪のひき始めに『葛根湯』というのを聞きますね。
この『葛根湯』が、風邪が原因の寝違いや肩こりに効果がある事があります。
中国の古典である『傷寒論』に以下の条文があります。
太陽病、項背強几几、無汗、惡風、葛根湯主之。
意味を大きく訳しますと、『風邪のひき始めに項(うなじ)や背中が強ばる人で、汗が出ずに悪風する人は、葛根湯が効果ありますよ。』
という意味です。
因みに、『悪風(おふう)』というのは、風邪に当たるとイヤな感じがする状態です。
もし、薬局屋さんで『葛根湯』を手にする機会がありましたら、効能の処を読んでみて下さい。
肩こりと書かれています。
鍼で肩こりの治療
肩コリの原因も、様々です。
その為、当院では詳細にお話を聴き、詳しく身体も診ます。
そのうえで、患者さんの肩凝りの原因が風邪(葛根湯証)の可能性が高いと考えた場合、
風邪に効果がある経穴に施術をします。
その経穴が肩周辺以外にもあります。
だから、当院の施術は患者さんが凝る部位に施術をしなくても効果があります。
もし肩コリで悩まれている方で、なかなかよくならない人は是非ご来院下さい。