みなさんこんにちは。風待堂鍼灸院の荒木かおりです。
8月31日(日)に、私が所属する鍼灸の学術団体【北辰会】の夏季研修会に参加してきます。
毎年夏季研修会では、朝から夕方まで、みっちり『打鍼』について学びます。
そして、今年はなんと!!
講師として、教える立場で参加させて頂きます(゚д゚)!
教える立場と書きましたが、実は講師というのは学ぶ機会が多いと思います。
人に何かを伝えようとする場合、その伝える内容の何十倍もの勉強をしないと伝える事は出来ません。
そして、実際に教える時に自分の足りなかった部分が鮮明に見えてきます。
これは、臨床で患者さんに養生のお話をしたり、病因について説明をする時にもいえる事です。
先日、藤本漢祥院での研修中に師匠に『夏季研修会で講師を務めます』と報告をしました。
すると師匠は、『いつも教えられている通りに、教えたらいいから』とおっしゃいました。
『いつもどおりに』
いつもどおりに出来る為に、毎日毎日自分の身体に鍼を打ったり、もぐさを捻ったり。
きちんと病因を考え、正しい治療を行える様に毎日本を読み。
師匠の臨床を毎週見学させて頂き。
毎月勉強会に参加する。
いつもどおりに出来る為に、日々繰り返す。
いつもどおりというのは、簡単なようで難しい。
簡単に出来ないからこそ、日々鍛錬を繰り返す。
鍼の道を歩む人以外も、そうなのではないでしょうか?
文:荒木かおり