今日は、養生についてお話をします。
風待堂に来院される患者さまに、養生法としてお散歩を勧める事が多いです。
散歩をすると、どの様な効果があるのでしょうか?
散歩の効果
例えば、精神的なストレスがかかった時に、症状(肩こり・腰痛・だるさ・便秘・冷え等)が出る人が居てたとします。
その様な人が、気持ちがイライラしたり、逆に鬱鬱としている時に、身体を動かします。
すると、いつの間にかイライラしたり鬱鬱とした状態では無く、割りとサッパリした気持ちになる事があります。
そして、気持ちがサッパリしただけでなく、症状(肩こり・腰痛・だるさ・便秘・冷え等)もいつの間にか消えていたりします。
何故、その様な事が起きるのでしょうか?
東洋医学的に考えてみます。
正常な状態というのは、身体を気・血・津液が過不足なく巡ります。
ところが、
気持ちがうっ滞すると、気の巡りが悪くなります。
気の巡りが悪くなると、更に多くの気の巡りが悪くなります。
溝にゴミが溜まり始めたら、益々ゴミが溜まっていく様な状態です。
よくありますよね。怒りが更に怒りを呼ぶような状態。
では、その様な状態になったらどうやって解決したらいいのでしょうか?
悪くなったのと逆の方法を行えば良いのです。
つまり、気の巡りをよくしてあげれば、イライラや鬱々の状態が改善するのです。
実際には、身体を動かす事により気の巡りを良くするのです。
そうする事によって、気持ちが変わっていくのです。
精神的ストレスに鍼と散歩
精神的ストレスがかかると体調を崩される方は、いらっしゃいませんか?
風待堂では、気の巡りが悪くて、肩こり・腰痛・だるさ・便秘・冷え等の症状の患者さんが散歩と鍼によって改善されました。
散歩だけでは、気の巡りが改善されない方もいます。
そんな時は、ご相談下さい。
文:荒木かおり