6月6日は、二十四節気の芒種(ぼうしゅ)でした。
芒種とは、
6月6日頃 芒種とは稲や麦など”穂が出る穀物の種を蒔く”という意味で、この頃は種まきを始め農家の忙しくなる時期です。
ちょうど梅雨に入る頃で、少し蒸し暑くじめじめする時期ですね。
日本文化いろは事典より
小満のお話の時に、沖縄では梅雨のことを、小満芒種(しょうまんぼうしゅ)と言います。というお話をしましたね。
関西も、すっかり梅雨になりました。
梅雨のお茶
梅雨の時期になると、身体が重くなったりダルくなりますか?
そんな人に向いているかも知れない、お茶があります。
それは、とうもろこしのヒゲ茶です。
とうもろこしのひげ茶は、昔私がネフローゼに罹った時に母が作ってくれたのですが、体内の余分な水を排出するのに向いています。
その為、体内に余分な水が溜まりやすい梅雨の時期にはオススメです。
浮腫に、とうもろこしのヒゲ茶
うちの母は、買ってきたとうもろこしからヒゲ茶を作ってくれました。
作り方は色々ありますが、簡単なので自分で作ってみるのがオススメです。
漢方薬の材料としても売ってはいますが、少しお値段がします。
漢方薬としての名前は、『玉米鬚(ぎょくべいしゅ)』、若しくは『南蛮毛』『なんばの毛』と呼ばれています。
『中医臨床の為の中薬学』によると、浮腫や、尿量減少。または、ある種の黄疸。に効果があると記載があります。
ちなみに、『玉米鬚』でグーグルの画像検索をしてみて下さい。
なるほど( ̄□ ̄;)!! と、思いますよ(笑)
体質によっては、合わない人がいます
ただし、注意をして頂きたいことがあります。
体質によっては、合わない場合があるのです。
体内の水分があまりない人(陰虚)や、身体が冷えている人(陽虚)に合わないことがあります。
体内の必要な水分も出てしまったり、利水(りすい)する時に体内の熱も奪われるからです。
自分の身体を知る事が大事
人間は、環境や身体の使い方で、体質も異なります。
また同じ人でも、年齢で体質が変化します(年齢によって味覚も変わりますよね)。
大事なのは、きちんと現在の体質を理解すること。
その為、今回のオススメの『とうもろこしのヒゲ茶』も全員にオススメする訳では無いのです。
文:荒木かおり