こんにちは。風待堂鍼灸院の荒木かおりです。
母乳のネット通販
細菌に汚染されたり偽物の母乳が、インターネットで販売されているのを、先日インターネットのニュースで知りました。
厚生労働省のホームページにも、下記の記載があります。
インターネット等で販売される母乳に関する注意
このほど、母乳をインターネット上で売買している実態があるとの報道がありました。
インターネット等で販売される母乳は、提供した母親がかかっている病気の状況や搾乳方法、保管方法等の衛生管理の状況がわかりません。
そのため、乳幼児に飲ませると、病原体や医薬品等の化学物質等が母乳中に
存在していた場合、乳幼児の健康を害する恐れがあります。
こうしたリスクについて、十分認識の上、ご対応ください。
ニュースには、母乳が出ないことで一人悩み苦しむお母さんのお話が載っていました。
悩んでいるけど、相談出来ない状況にあるのです。
その後、こういう状況は他のお母さん達も体験している事だと知りました。
先日のブログ『気が流れるということ』で、肩こりの治療をしたら母乳がいっぱい出ることになったお母さんとの会話からです。
私『先日、母乳の偽物が販売されているというニュースがあったんですが、ウンタラカンタラ。』
お母さん『私も、1人目の時はずいぶん悩みましたよ。病院では、完全母乳が当たり前みたいに言われますから。結局は、混合授乳にしましたけど。』
中途半端な情報を与えられて、不安を煽られるお母さん達の姿を想像しました。
当然ですが、全員が完全母乳で育てる事が出来る訳ではないです。
母乳の出が悪いのも、きちんと原因があるのです。
肩こり・不眠症・鬱
推測ですが、母乳が出なかったお母さんにも、何らかの体調不良はあった筈です。
例えば、肩こりや腰痛、不眠症や便秘、イライラや鬱状態など。
そういう症状と母乳の出が悪いのは、関係ないのか?
また、お母さんの身体の状態によっては、母乳が出ない方が良い場合もあります。
完全母乳が当たり前というだけではなく、お母さんの身体に何か不調がないか?
不安感は無いのか?
もう少し患者さん(お母さん)の話を聴いてあげる事が出来ていれば、このような事は起きなかったのではないか、と思いました。
文:荒木かおり