皆さん、こんにちは。
先週は、台風が来て怖かったワン。
皆さんは、大丈夫でしたか?
台風、怖かったですね。
大きな木もいっぱい倒れたし。
今も、停電が続いている地域もあります。
皆さんは、大丈夫でしたでしょうか?
グレーテル先生、おかげさまで台風で怪我をせずに済みました。
だけど、なんか身体の調子が悪くなりました。。
台風が来る少し前から、息が苦しくなったり吐き気がしたり、頭痛や肩こりがありました。
どうしてなのでしょうか?
台風は直接身体を傷つけなくても、身体やこころに影響を与えます。
影響を受ける人の体質により、台風の症状は異なります。
トラヴァイさんの息苦しさや吐き気、頭痛や肩のコリは台風による影響の可能性もあります。
まず台風とは何かを考えましょう。
たい ふう 【台風・颱▼風】
北太平洋の南西部に発生する熱帯低気圧のうち,最大風速が毎秒17.2メートル 以上に発達したもの。直径数百から千キロメートルほどの渦巻で,風は中心に向かって反時計回りに吹き込む。風速は中心から数十キロメートル離れたところが最大で,中心では静穏になっていることが多い。また,進行方向に対して右側が強い。 [季] 秋。
~大辞林より引用~
南の海で発生した低気圧のうち、ある一定以上の風速がある熱帯低気圧のことを台風と呼びます。
台風というのは、低気圧の塊なんです。
この低気圧が、トラヴァイさんの身体を調子を悪くした可能性があります。
低気圧になると、身体はどうなるのですか?
気象医学を研究している橋本浩一先生の著書『鍼灸治療 内経気象学入門』によると、仮説として『気圧の低下は、気滞・気逆を引き起こし肝鬱を生じる』と書かれています。
ちなみに気象医学というのは、気象が人間の健康や病気に及ぼす影響を扱う学問のことです。
気滞というのは、どういうものなのでしょうか?
気滞というのは、気の流れが悪くなった状態です。
特徴は、脹痛(ちょうつう)といって、張った痛みがします。
また、時間で痛みや症状が増減したり、痛む場所が動いたりもします。
もう少し詳しくいいますと、
気の流れが悪くなったために、痞(つか)え・つまる・膨満(ぼうまん)といった症状が生じます。
また、
気というのは、血や津液に比べて動きやすいので、発症部位が移動したり、時間の経過で消えたり現れたりします。
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なるほど。
言われてみれば、頭痛や肩こりは張ったような痛みでした。
グレーテル先生、台風で気滞の症状が出ていたのは分かりました。
では、気逆というのはどのような症状が起きるのですか?
気逆というのは、
下降すべき気が降りずに、昇ってしまう状態です。
肺の粛降機能がうまく機能せずに、気が昇ってしまう事を肺気上逆(はいきじょうぎゃく)といいます。
肺気上逆になると、咳や呼吸困難が生じます。
また、
胃は、通降を主る(つうこうをつかさどる)といって、下に降ろす作用があります。
胃の上記の作用がうまく働かない状態を、胃気上逆(いきじょうぎゃく)といいます。
胃気上逆になると、
悪心や嘔吐、ゲップやシャックリが出ます。
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なるほど。
台風の時の息苦しさや吐き気は、気逆が原因なのですね。
台風の時、なぜ体調が悪くなったのか、理解出来ました。
グレーテル先生、ありがとうございました。
こちらこそ
トラヴァイさん、話を聴いてくれてありがとうございました。