5月6日は、二十四節気の立夏(りっか)でした。
立夏とは、
太陽暦で5月6日ごろ。
四月節気。
「夏立つ」「夏来る」ともいう。
[季] 夏。 《 滝おもて雲おしうつる-かな /飯田蛇笏 》
大辞林より
お散歩をしていると、緑が鮮やかですね。
また、
夏の始まりというだけあって、日中は暑いです。
だけど、始まりなので、まだまだ朝晩は寒いです。
こういう時は、服装に困りますよね。
日中の暑さに合わせた服装だと、朝晩や日陰の冷えに負けてしまって風邪を引いてしまいます。
もう一枚上着を持って、出かけましょう。
風邪の判断方法
当院で、患者さんが風邪を引きかけているかどうか?を判断する目安の1つを紹介いたします。
背中に肺兪という経穴(ツボ)があります。
青い楕円形で囲んだ経穴です。
背骨の左右にあり合計で2穴あります。
肺兪という名前から察する通り、臓腑の肺に関係します。
風邪を引くと肺兪がどういう反応をするかというと、
発汗したり、手のひらを当てると虚ろな感じがしたり、
冷えた感じがする事があります。
また、
肺兪に息を吹きかけると、悪風(おふう)といって嫌な感じがします。
上記の情報と、他の情報を総合判断して風邪を引いている。
若しくは、引きかけている。と判断します。
以前、お話をした背中のタオルは、この肺兪を守る働きがあります。
経穴というのは、治療をする役割と身体の状況を判断する役割と両方あります。
文:荒木かおり