心について。その7(汗は心の液)

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東洋医学からみた『心(しん)』のお話の続きです。

 

 

【汗は心の液】

 

汗は、津液が陽気の作用を受けて、肌表から流れ出ることにより生じます。

 

津液は、血の重要な組成成分の1つです。

 

その血を心が主るため、『汗は心の液』と言われています。

 

もし発汗が過多になれば、津液や血を消耗し、心血の不足や心気の消耗を招き、発作性の軽い動悸(心悸)や持続性の激しい動悸(怔忡・せいちゅう)などの症状が現れることがあります。

 

 

参考文献

東洋学術出版社 針灸学[基礎編]

燎原 基礎中医学

中国漢方 中国漢方医語辞典

 

文:荒木かおり

 

 

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