今回から、東洋医学からみた『心(しん)』のお話を致します。
【心の位置】
心は、肺管の下、膈膜の上にあります。
そして、
背の第五椎(神道穴)に附着します。
ちなみに、肺は第三椎でしたね。
心と肺は、共に膈膜より上にあります。
膈膜により濁気が遮られる為、心と肺は清らかな臓と言われています。
【心の形態1】
心の形は、先が尖った円い形をしています。
和漢三才図会の解説を読むと、『いまだ開かない蓮の花の如し』とも、書かれています。
見かたによっては、ハートの形に似ていますね。
だけど、西洋医学の心臓(ハート。heart)と、東洋医学の心臓(しん。心)は大きく異なる部分があります。
その点を今後お話をしていきます。
次回は、心の形態に絡ませて機能のお話を少し致します。
参考文献
臓腑経絡学 改訂第三版 アルテシミア
文:荒木かおり