『気』について。その4

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こんにちは。風待堂鍼灸院の荒木かおりです。

前回までは、気の種類についてお話をしました。

前回までのお話は。

『気』について。その1

『気』について。その2

『気』について。その3

今日のお話です。

今回からは、気の機能についてお話をします。

気の機能は、大きく分けて以下の5つの機能になります。

  1. 推動(すいどう)
  2. 温煦(おんく)
  3. 防御(ぼうぎょ)
  4. 固摂(こせつ)
  5. 気化(きか)

 

 

順番にお話をします。

1)推動

血液の運行や津液を動かす作用です。

気が不足するか、逆にうっ滞して、推動作用が上手く働かないと、身体に何らかの症状が現れます。

例えば、津液が停滞すると浮腫が現れます。血液が停滞すると、刺すような痛みが現れます。

気自体が停滞すると、張った様な痛みが現れます。

 

2)温煦

全身や各組織を温める作用です。

気の温煦作用の御蔭で、体温一定に保つ事が出来ます。

温煦作用と推動作用は密接に繋がりがあります。温煦作用が低下すると、推動作用も低下してしまいます。

例えば、氷は固まっていて動きが無いですね。水になると動きが出てくる。そして、湯気になると動きが更に早くなりますね。

温煦作用と推動作用の繋がりは上記の水の例えをイメージしていただければ分かりやすいと思います。

温煦作用の低下により、手足の冷えや体温の低下、血液の流れも悪くなります。

 

3)防御

肌を保護し、外邪(がいじゃ)の侵入を防ぐ作用です。また、外邪が体内に侵入した場合、気は侵入した病邪と戦って、追いだそうとします。

そして、破壊された部分を修復します。

以前、お話をしました『衛気』がこの役割を大きく担います。

防御作用の低下により、よく風邪を引きやすくなったりします。

 

今日は、ここまでにします。

次回は、固摂作用と気化作用についてお話をします。

 

参考文献

東洋学術出版社 針灸学[基礎編]

燎原 基礎中医学

 

文:荒木かおり

 

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