先日、葱を頂く機会があったので、葱についてお話を致します。
葱白(そうはく)
葱の根部に近い白い茎のことを、中薬では『葱白(そうはく)』と言います。
【性味】辛、温
【帰経】肺、胃
味は、辛くて温める作用があります。
葱白の温める作用を用いて、
辛温解表剤の『葱豉湯(そうしとう)』や、回陽救逆剤である『白通湯(はくつうとう)』の材料に用いられています。
風邪には、葱
よく民間療法でも、風邪の時には葱が用いられる事がありますが、方剤学の観点からもある特定の風邪に有効だと言えます。
最近、1日の中で寒暖差が大きい為、風邪をひきやすいです。
こういう時は、背中のタオルも有効ですし、葱もいいですね。
参考文献
[新装版]中医臨床のための方剤学
中医臨床のための中薬学